あいてぃ煮込み

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クラウドの種類とサービス形態

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パブリッククラウド」「プライベートクラウド」「ハイブリットクラウド

クラウドとは

ネットワーク経由でユーザーにコンピュータリソースを提供するサービスのことです。
ここで言う、コンピュータリソースは物理的な機器にとどまらず、
一部アプリケーションも含みます。
例えば、サーバーやロードバランサー、データベースなどが上げられます。

クラウドは、特定の技術を表す言葉ではなく概念です。
そのため、クラウドによってさまざまな特徴やサービスが存在します。
下記の表は、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)が定めたクラウドの定義です。

https://www.ipa.go.jp/files/000025366.pdf

特徴概要
オンデマンド・セルフサービス事業者と直接やり取りすることなく必要に応じてコンピュータリソースを利用可能
幅広いネットワークアクセスネットワークを経由して様々なデバイスから利用可能
リソースの共有ユーザーがコンピュータリソースの正確な所在を知ることなく複数のユーザー共有する形でサービス提供
スピーディーな拡張性需要に応じてスケールアップ/スケールアウトが任意、
場合によっては自動的に調達可能
サービスが計測可能であること利用に応じて課金が発生し、利用状況のコントロール可能

パブリッククラウド

不特定多数の個人や組織がアクセスし利用可能なクラウドのことです。
例えば、AzureやAWSGCPなどが該当します。

プライベートクラウド

データセンターに特定の組織専用の環境を構築し利用するクラウドのことです。

データセンターや社内のサーバルームに構築されたオンプレミスもプライベートクラウドに含まれるかと言うと違います。
違いは、「クラウドとは」に記載されたNISTのクラウド定義がシステムとして実装されている必要があります。

ハイブリットクラウド

オンプレミス+クラウド環境のことです。 もっとも柔軟性が高く、企業が基盤として採用する環境もおおむねハイブリットクラウドです。

それぞれの用途としては、どうしてもローカルに置かなければならないデータは、オンプレミスで管理し
それ以外は、全てクラウドに上げてしまうのが理想的な使い訳です。

「IaaS」「PaaS」「SaaS

「IaaS」「PaaS」「SaaS」は、クラウドのサービス形態を表す言葉です。
各分類で、柔軟性と責任範囲が異なってきます。
また、クラウドで利用できる豊富なリソースも「IaaS」「PaaS」「SaaS」で概ね分けられています。

※ここで言うリソースとは、クラウド内で利用できるVMやFWとかのことです

責任共有モデル(共同責任)

クラウドは、従来のオンプレミスとは異なり物理的な機器を意識しなくともサービスを展開できます。
そのため、クラウド事業者とユーザーの間で定めらた範囲で責任を持つことを責任共有モデルと呼びます。
責任共有モデルは、サービス形態によって変わってきます。
下記の表は、オンプレミスと各サービス形態による責任分解点を表しています。

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ユーザー管理となっている部分が、自由に利用できセキュリティなど責任を持たなければならない範囲です。

IaaS

クラウドの中で最も自由に利用できるサービス形態です。
オンプレミスで色々運用していたものを移行する場合、IaaSが選ばれることが多いです。

SaaS

すでに構築済みのOSにアプリケーションやデータを配置して利用するサービス形態です。
SaaSを利用することで基盤を一から用意せずに開発をすることもできます。

PaaS

エンドユーザー向けのサービス形態です。